■59mm
■11.0g
■フローティング
スピンテールフロッグはいかにもフロッグ場と言えるヘビーカバーだけでなく、
オープンウォーターやクリアウォーターのストラクチャー周り、
シャローウィードなども攻略エリアである。それを可能にするために、
原始的なスタイルではなくフロッグの長所を最大限に延ばし、
適した状況の中ではあらゆるジャンルのルアーを上回る性能を追求した。

そもそもフロッグはソフトボディゆえに着水音がナチュラルで
フック音などの異音や見ため的な違和感もなくバスに警戒心を与えにくい。
さらに水面に浮き続けて誘える上にストラクチャーを大胆に攻められる。
ただしアクションが単調であることがオープンな場所における一般的なフロッグのウィークポイント。
スピンテールフロッグはスリムなシルエットとフロッグらしからぬキレの良い首振り、
さらにブレードを最大限に活かす新しいセッティングで
オープンエリアでのバイト誘発力を格段に向上させる進化したフロッグである。

〈ソフトボディと金属ブレードの融合が生み出す世界〉
ブレードをボディ最後尾のセンターにセットすることで、
タダ巻きでは横を向くことなく安定した姿勢で魅力的なタイトウォブリングする。
高い位置にセットした小型のコロラドブレードが小ぎみ良く暴れまわり空気と水をかき混ぜ泡を咬み、
独特のスプラッシュとフラッシング、さらにサウンドを発しながらバジングする。
ボールベアリングスイベルの効果でソフトボディながらスローリトリーブできっちりアピールする点もメリット。
また、ドッグウォークではノーズアップ姿勢で浮き、
ありがちなカエルアクションではなく小魚的な首振りでアピール。
回転系でありながら意外な程に浮きゴミ等もかわしてくれる。
ソフトボディと金属ブレードの新セッティングは、
ありそうでなかった新たなタクティクスをもたらす。

〈共通ボディコンセプト〉
スピンテールフロッグはスケーティングフロッグと共通ボディである。
このボディはヘビータックルでオーバーハングの下に正確なキャストができる重量がありつつ、
コンパクトサイズによってプレッシャーの高いフィールドでも多くのバイトを稼ぎだす。
また、フロントスリムなのでタフレイクで効果的なベイトフィッシュアクションと
カバーすり抜け性能を両立。フロッグの永遠の課題とされてきたフッキング率を劇的に向上した。
タフな状況で多くのバスをゲットするために極めて完成度の高いフロッグボディの最終形と考えている。